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メルカリには、大きく分けて2種類の人種がいます。

日本最大のフリマアプリ「メルカリ」、利用されている方も多いですよね。私も欲しい物を買ったり、不用品を売ったり。普通に活動している感じです。

でね?

メルカリなんですが、利用されている人たちを大きな意味で分けると、2種類の人達が存在するんですね。

  • 一般人。
    欲しい物を探したり、たまたま見つけて購入する人。
    不要になった物を、出品して売る人。
  • いわゆる「転売屋」。
    1日24時間365日新着に張り付いて、相場より安く出品されている物、他の場所で高く売れそうな物を血眼になって探して「即買い」する人。

新着のタイムラインを見てると、お!って思った商品が「瞬殺」されているのを見かけると思います。物を買うと言うより「仕入れ」をしている人達なので、必死で見続けてるんですね。そして見つけたら「即買い」です。

出品した直後、数分後に売れた!っていう経験があると思います。「やった!すぐ売れた!」喜んでいる場合では有りません。私なら「しまった!(汗)」って思います。すぐに売れたっていうことは、実際には「もっと高値で売れる」商品だったっていうことです。

もちろん欲しかった人がたまたま見てて、それで売れたっていうこともあると思います。でも、そんなのは確率的にはかなり低いですよね。

「メルカリで仕入れて、ヤフオクで売る」

実はこんな流れもあります。なので転売屋は「1日24時間365日血眼になって新着タイムラインを見続ける」んですね。

そうそう、「転売自体は悪い行為ではない」ということをはっきり言っておきます。大きな意味では「小売全てが転売」だからです。問屋から仕入れて、利潤や手数料などを乗せて店頭で売る。要するに「安く仕入れて高く売る」。これが小売の基本です。スーパーややおやさん、コンビニ、デパートでも基本的に同じです。でもこれらの業界を「転売業界」とはいいませんよね。なぜか分かります?それは「仕入先が違う」からです。

問屋・市場・個人・中には産地直送なんかもあるでしょう。要するに「仕入れをする場所」から仕入れているということです。

方や「転売業・転売屋」はどうかというと、「仕入れる場所でない場所から仕入れ、高値で売る」が基本です。そして「儲けが出るなら手段を選ばない・迷惑行為を顧みない」ということです。

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アベノマスクの寄付でサービスを提供する行為は法律違反?

最近流行っている感のある「アベノマスクの寄付」。
自分では使わないから、必要とする人に使っていただきたい。
いわゆる「善意」の行為。

例えば市役所に寄付箱を置いて寄付を募り、集まったアベノマスクを老人ホームに(無償で)提供する事は、何ら法に抵触・違反しません。
では最近話題になっている「アベノマスク」の寄付、何が問題なのか?

  1. 一度人手に渡った物は、新品・未開封品でも「古物」と定義される。
  2. 自分の所有する「古物」を寄付したり販売することは、法に抵触しない。
  3. 他人の所有物(「古物」)の買取りを「業」として行う場合は、古物営業の許可が必要。
  4. 販売を目的に「古物」を買取るには、古物営業の許可が必要。

まず1番の古物の定義。
自分で購入した物、他人から譲り受けた物は、たとえ新品未開封品でも「古物」(新古品・中古品)という扱いになります。
なので「アベノマスク」は、新品・未開封品でも、扱い上は「古物」(中古品・新古品)になります。

その「古物」を寄付、すなわち無償で提供することは、法に抵触したり違法な行為ではありません。(上の箇条書きの2番ですね)
自分の所有する「古物」を販売することも、法的にはOKです。
つまり、メルカリやヤフオクで売っても、問題ないっていうことです。

問題は3番と4番。
この辺は、グレーな部分も多く。

アベノマスクの寄付で、100円引き!
アベノマスクの寄付で、〇〇をサービス!

  • 100円引きとか〇〇サービスを提供する行為は、寄付ではなく有償で買取る行為とみなされる可能性があります。
  • お店は「業」として商売(営業)をしているわけで、したがって上記の行為は「業」として中古品を買取る行為とみなされる可能性があります。
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